
東日本震災後雫石スキー場も閉鎖になり、スタンバイになっているスキー教師達で支援物資のお届けを始めました。その後、スキースクールも長野・新潟・山形に場所を移して再開したところで、残った女性スタッフとスキー仲間、そしてその枠を越えるボランティアさんで、私達ができる支援活動を続けています。
連日の物資支援から日が経ち、それらの物資をお届けするなかで被災された方達が必要とされる物が日々変わってくるのに気がつきました。食が届き、衣が届き、暖が確保されてくる内に、次には心の癒しが大切だと感じ始めました.
一口に心の癒しと言っても被災された方達の置かれている立場により千差万別あるなか、私たちは女性に支援のターゲットを絞ることにしました。終日、避難所の体育館で、「する事」「しなければならばならない事」それがないのはどれほど苦痛なことか。と、いう思いから編み物をするための毛糸をお届けしようと思い立ち、メール・ブログを通じて呼びかけた所、友人・知人域を超え全国から海外から、思いの外大きな反響があり愕きました。この企画に賛同して下さり、お届くださる毛糸と共に添えられた手紙には、「この支援活動に関わることによって、心痛めていた私が慰められました。感謝します。」と。この活動によって、被災者、非被災者共に救われるのだと感じました。
活動の手順は、全国からお届け頂いた毛糸・編み棒を、お一人お一人の方が編み易いように1作品毎に毛糸、編み棒、編み図のセットを編み物キットとして仕分けお届けしてきました。
そして今、第2段階(癒しから経済活動へ)に進んでいます。被災者の皆さんが編み上げた作品を販売し、そして、編んだ方にその売上全額を還元するというものです。支援活動から被災者自立の第一歩としてキャッチ フォ ワークのお手伝いと考えています。販売につきましては冬季スキー場やホテル、スポーツショップへの展開を予定していますが、既に各種イベント会場でも販売会を開催し、作品には好評を頂いております。
毛糸をお届けくださった方々と同様に、全国のみなさまも今回の震災では心痛めてられることと思います。そういった方たちも作品の購入によってご支援頂ければと思います。加えて、それらの作品を手に取ることで「岩手へスキーに、旅行に行かなければ!」と岩手に思いを馳せて頂きたい。その大事なツールとしてこの編み物が位置づけられれば嬉しいです。
それぞれの立場で、できる支援をと言う気持ちで
「ニットでハートを繋ごう」
ハートニット プロジェクトと名付けました。
ご支援下さって毛糸をお届け下さった方
ボランティアとして足を運んでくださっている方
作品をお買いあげ下さったかた
皆様、本当にありがとうございます。
編み棒の番号別の仕分け
編み図の作成コピー
作品別のキット作り
仮設住宅のアミマーさんにお届けするための梱包
編み上がった作品のアイロン掛け
ブランドマークの取り付け
タグ付け
販売用袋詰め
値段付け
毛糸をお届け下さった方々へのお礼状
アミマーさんへの発送時のお手紙
各種イベント会場へのお礼状
お届け頂く宅急便の送り状の整理とエクセルでの打ち込み
編み上がった作品の管理とニットフィーの送金
携帯ストラップのなどの取り付け
カセでお届け下さった毛糸の巻き取り
細い変わり糸を何本か組み合わせて、1本の毛糸を作る
編み上がってきた作品の補修(糸始末など)
ボランティアさんとして、作品作りのお手伝いを頂く
段ボールの整理
他、
皆様のお力添え頂けたら嬉しいです。
ボランティア仲間として楽しく交流させて頂いています。