DSCF1689
午前中、雫石町方面の避難所をグルっと廻ってきました。
お配りした毛糸たちが足りなくなっていないか「ご用聞き」です。

DSCF1690
最初にお伺いした森の風では、編み上がったタスキを準備して下さっていました。
男性群の応援の元、女性軍が揃って編んでくださったそうです。







DSCF1691
「余計な物もひとつ編んじゃいました」と、菅野様(写真右)。
オレンジ色の一際立派なタスキには「ガンバレ」と刺繍がしてあります。
これは、被災者の皆さんへのメッセージではなく、走る選手のみなさんへのメッセージなんです。
被災者の方たちからも、大きなエネルギーが発っせられています。
感動して、頂いてきました。



鎌野さま(写真中央)
森の風避難所のみなさまのリーダーで、心の支えになって下さっています。

私たちが山田に炊き出しに行ったとき、
お礼のエールをくれた、あの山田高校の漕艇部の監督のお父様だそうです。ご縁がありました。
始めて森の風に毛糸をお届けしたときにも、いろいろお話しして下さいました。陸上連盟で長らく役員をされていて、駅伝の手伝いなら頑張ってやるよって音頭を取って下さったのでした。

その時にお聞きした「全日本陸連から貰った金バッヂを流してしまったのが何より悔しい。」と仰っていた事が忘れられませんでした。家よりも、何よりも、大切だった人生の証しだったことと思います。(長年の功労者にだけ授与される貴重な金バッヂ)
後日談を今日お聞きして、なんと表現して良いのでしょうか? ・・・わかりません。続きを読んで下さい。・・・

お目にかかるなり「金バッチが届いたんだよ!」
ああ、良かった! 全日本陸連から再発行されたんだと喜んだところ、
再発行にしては年季が入っています。
DSCF1688
「送ってくれたんだ。見つかってね」
ええ? 何処で、どうして?

ガレキの中から鎌野さんの背広が見つかり、勿論、津波に飲まれたのですからどろんこの背広です。多分見つかったときには背広だとも分からなかったことでしょう?
それを手に取った方が、内ポケットの名前を見て「鎌野!」
「これは鎌野さんに間違いない。大事なバッヂがついている。」と、きれいに洗って避難先にお届け下さったとのことでした。
見つけた方が他の人だったら・・・持つべき人が持つ物だったんですね。
どうしても鎌野さんの所に帰ってきたかった金バッヂです。

鎌野さんの笑顔は先日とは全然違いました。