久しぶりにアミマーさんたちのお顔を拝見に、山田町、釜石市に行ってまいりました。

当初100名のアミマーさんは今現在40名です。本当に編み物が大好きな方達です。

山田町のアミマーさん
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アミマーさんの姪っ子さんのお店にお伺いしました。
まだ駅舎もなく、電車も通っていない山田中央駅ですが、駅前にお食事処「魚河岸」を再建されました。立派な3階建てのビルで、とっても美味しい海鮮丼を頂戴してきました。3代目の息子さんも戻ってこられ、これからが楽しみなお店です。
被災地は去っていく人あり。戻ってくる人あり。。。。。

駅舎の無い駅(山田線は来年開通の見込みです)の周辺は未だに盛り土工事中です。7年たってもまだ盛り土中です。(盛り土とは、土砂を積み上げ地盤を高くする工事です)
長々と続く盛り土を待たずに建築するには、かなり深い杭を打って建てられたとのことでした。お食事処は周りからの需要もあり、何年もかかる盛り土地盤工事を待っていられない事情もあるようです。
山田中央駅、駅前は段差の多い町になっているように感じました。。。

釜石のアミマーさん
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釜石(イオンタウン釜石で待ち合わせ)では、こんな可愛い作品が編み上がっていました。
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ファーストシューズ
こんなに可愛い作品が編み上がると、心も和むでしょうね。

「やっぱり編み物は楽しい」そうです。
「お仕事だと思うことで、責任感もやりがいもある!」だそうです。
「暇はダメね〜何にもしてないとダメね〜」と、前向きな言葉が聞けて嬉しい。

復興住宅に移られた方に、住み心地はいかがですか?とお聞きしたところ、
「それはね〜もう快適で〜」6年間のプレハブでの仮設住宅生活(しかも何度も転居させれながら)から解放されて、ホッとされた様子です。震災前は新築されたばかりの立派なお家に住まわれていたことなど、もうお話になりません。心が座ってられました。

山田町では、
朝3時半に起きて、ご主人を海のお仕事に送って行き(今はまだ仮設住宅のため、目の前が海じゃないんですね)そこから編み始めるそうです。この時間が一番捗るそうです。
ご主人が戻ってこられて朝ご飯したり家事したり。お昼を過ぎるともう眠くなので、そこでいっそお昼寝をして、また夜まで延々と編み物されているそうです。腕前も、心意気もプロ!
「お昼寝をしないとね〜もう11時には眠くなるの。そうすると、サスペンスの犯人がみられないでしょ、だからお昼のするのよ。」と、楽しくお話してくださいました。


7年前の内陸避難中に目にかかった頃と、みなさん本当に変わられました。穏やかなお顔を拝見できることが嬉しく、7年の月日を感じました。